Oracle Database クラウド移行 導入事例

ポイントサービス事業

30名(2022年現在)

2000年11月7日

課題

  • オンプレミスではリソースの変更が容易ではなく、将来設計が難しかった
  • システム維持費用が膨らむ懸念があった
  • 旧システム導入時の担当者がすでに不在、DBA不在でのシステム移行に懸念があった

効果

  • クラウドへの移行で今後のビジネス展開に応じた自由度を獲得
  • Oracle Cloudの利用により、ランニングコストを大幅削減
  • 移行の共同作業を通じ、現在のメンバーで対応可能に

―Oracle Cloudを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

鈴木:これまでオンプレでデータベース管理をしていましたが、データセンターとの契約が切れる時期が近づきました。そこで、データセンターの契約を再延長するのか、クラウドに切り替えるのかという選択をしなければならなくなりました。

川島:データベース的にも中身を整理したいと思いつつ、あまり変更を加えたくないと考えてしまっていましたが、リスクの存在は無視できません。

―リスクとはどのようなものですか。

鈴木:維持費用や故障時の対応に心配がありました。システムそのものは10年以上前から使っているもので、当時のエンジニアがもういなくなっていました。このままだと何かあったときに対応できない可能性がありますから、今後は自分たちで運用できるようなシステムを構築しなければならないという事情がひとつです。しかし一方で当社にはDBA(データベースのスペシャリスト)がいないということもあり、なんとかしなければならないことも大きな課題でした。

―最終的にOracle Cloudを選択された理由は何でしょうか。

鈴木:何年か前のことですが、デモを触ってみると使いやすかったんです。

川島:実は前回のリプレイス時もOracle Cloudは候補にありました。ただ当時は市場に出たばかりだったので情報があまりなかったのと、高いんじゃないかというイメージがあったんです。でも実際に聞いてみるとそんなことはなくて、むしろ思っていたよりランニングコストを下げられる印象を受けました。
そこで使い勝手と合わせて考えて、Oracle Cloudに決定しました。

―エム・イー・シーを選んだのはどのようないきさつですか?

鈴木:Oracleの営業の方から、データベースの技術に不安があるのなら良い会社がある、エム・イー・シーなら間違いない、と紹介を受けたんです。

―今回の一連の作業で、エム・イー・シーの対応にどんな印象を持たれましたか?

鈴木:僕はおもにネットワーク周辺を担当していたんですが、繋ぎ込んでいったり何か設定をしたりするときにうまくいかないということは多々あるんですね。
そんなときでも、夜遅くなってもずっと電話で対応してくださったのは大きかったですね。頼れる存在だなあと思いました。同じタイミングで同じ方向を向いて、私たちと同じ熱量を持って応じてくださったことは印象に残っています。

川島:今回、作業を開始してすぐの時期に当社のオフィス移転が決まってしまったり、一時期社内がバタバタしてこちらの作業にリソースを向けられなかったりした時期がありました。
実は、そこでエム・イー・シーさんとの間でも意思疎通のズレがあったというか、こちらとして作って欲しい、作ってくれるだろうと思っていたものとできていたものが違った、ということもありました。
誰がどこまでの作業をやるのか、その費用はどうするのか。スケジュールが押している中で課題が山積してしまい、エム・イー・シーさんにその懸念を率直にお伝えしたこともありました。すると、柔軟に対応してくださいました。当初はエム・イー・シーさんで手順書作成などの移行準備を行い、私たちで移行作業を実施するという想定でしたが、改めて移行リハーサルからリリースまでの作業を共同で実施するという新しいご提案をすぐにいただいたんです。

―導入後の手応えはいかがでしょう?

鈴木:今のところ数値として明らかに結果に出ているのはランニングコストです。4分の1になりました。つまり75%の削減です。

川島:データベースの稼働も速くなりましたし、コストが下がってもパフォーマンスはあがっています。それから、Oracle CloudならDR(ディザスタリカバリ=災害対策)の構築も手軽にできると提案いただいており、現在準備を進めております。このあたりも、クラウドならではの利便性と感じています。

―今後、エム・イー・シーにはどんな期待をされますか?

鈴木:自分たちでやりきれなかいことは今後も出てくるでしょうから、今回いただいたご縁、気軽にお声かけをできるつながりに甘えつつ、良い関係でいたいですね。

―エム・イー・シーをひとことで表現すると、どんな会社でしょう?

鈴木:エム・イー・シーさんはひとことで言うなら「親身になってくれる会社」という感じです。

川島:僕からすると「優秀なエンジニア」が象徴的だと思っています。

―ありがとうございました

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